METATE HOJO                                                                                

場所は、歴史的な街並みが残る加西市の北条旧市街地。

かつてノコギリの刃を“目立て”るための店として使われていた築100年以上の古民家を改修し、宿泊施設・飲食店・オフィス＆レンタルスペースが一体となった複合施設を計画しました。

長い時間を経た建物の記憶を受け継ぎながら、新たな使い方へと生まれ変わらせています。

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通りに面する母屋部分には、飲食店・オフィス＆レンタルスペースを配置。

街との関わりを意識し、内部に吹抜を設けて上部から自然光を取り込み、明るく開放的な空間としました。

また、思い切ってポーチを新設し、建物と通りをやわらかくつなぐ外部空間を計画。

イベント時の賑わいや、日常的に人が集う「たまり」の場として、地域に開かれた居場所となることを意図しています。

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一方で、敷地奥にある離れの宿泊施設は状態が良好であったため、元々の和風の設えをできる限り残し、最低限の水廻り改修のみに留めました。

調査時に見つかった小屋組みや土壁の美しさを活かし、一部は天井を取り払い、構造体をそのまま見せることで、建物がもつ力強さと素材感を感じられる空間としています。

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新旧の要素が混じり合うことで、訪れる人が歴史的な街並みと現代的な活動を同時に体験できる場となることを目指しました。

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